治療症例

足関節捻挫

原因:スポーツや日常生活の中で不意に足首を捻って靭帯を損傷すること
施術:足首の炎症をとり、足首の動きを出していきます。当院では早期から鍼施術と併用して運動療法を行うことで、早期回復が期待できます。※場合によっては足の裏にパットを入れ、足のアーチをサポートします。
経過:軽傷(靭帯が伸びる程度)1週間以内
   中途度(靭帯の損傷)2週間位
※受傷時は速やかに水で冷やすなどアイシングをしててください。

頻尿(昼間7回以上、睡眠時1回以上トイレへ行く方)

原因:加齢による膀胱の機能低下
施術:舌診、腹診、脈診などにより、身体の気の流れの滞りを見つけ全身調整を行い、おへその下に2ヶ所、頻尿のつぼがあるのでそこにお灸を行います。患者さんには自宅でお灸をしてもらうことでより効果が出ます。
経過:直後に効果が出ることはあまりなく2週間続けてみてください。特に夜間頻尿に効果を示し、昼間のトイレの回数も軽減する方が多い。※定期的に施術、お灸を続けることにより改善された例が多い。
※自宅でのお灸だけでも十分に効果があります。

ばね指

症状:指を曲げて伸ばす時にひっかかり、痛みがある。
原因:手を使った細かい作業を長時間する女性に多い。通常トンネルの中を指の腱がスムーズに通るが、腱の一部が腫れて通りにくくなっている状態
施術:手根管と言われる手の中の細かい骨の動きをよくする。前弯の筋肉を緩め、引っ掛かりのある筋をなめらかにする。肩から腕をほぐし血流改善
経過:程度にもよるが時間がかかると思っていた方が良い。軽いものなら数回で改善

変形性膝関節症

症状:歩き始め痛い、膝痛くてしゃがめない、膝が腫れぼったい、前に比べて膝がおっきくなってる
原因:草むしりなどしゃがみ作業が多い、不要姿勢、加齢(女性に多い)、全身の筋力低下
治療:膝の炎症をとる。背中腰の筋バランスを整える、膝の骨同士の動きを良くする。お灸も有効。足や背中お尻などの抗重力筋を鍛えると非常に良い。
経過:痛くなってすぐ治療すれば2週間 数年前からなら1.2ヶ月(状態や症状によっても経過は様々)

ぎっくり腰

症状:急な腰痛
原因:前かがみや不要姿勢による長時間の作業、運動不足、身体の冷え、寒い環境からの影響
治療:ぎっくり腰は表面の筋肉の緊張が強くなってる状態、浅い鍼で筋緊張を緩め、血流を良くする。
経過:1.2回

坐骨神経痛

症状:腰お尻から、太ももや足が痺れる、だるい
原因:背中、お尻の筋力低下、運動不足による腰背中お尻の筋緊張。細かい神経が硬くなった筋肉により、圧迫されて痺れ、だるさが出てくる
施術:腰お尻、痺れるだるさのある部分への筋緊張改善。背中、お尻などの抗重力筋を鍛える、動かす。
経過:2週間ほどで良くなることが多い。

頚椎ヘルニア

症状:肩首から腕にかけて痺れる、ダルさ、疼き、天井を向いたら痺れが強くなる
原因:不要姿勢の作業、上を向くことが多い、首の骨の反りが出過ぎている。首の骨と骨の間からお饅頭のあんこが出てきて、あんこで横にある神経を圧迫する状態、すると、その神経が支配する手の部分に痺れるが来る。
治療:首の骨の周りの筋肉をスッキリさせて、肩背中周りの筋緊張をとる
経過:2.3週間ほどで良くなることが多い

不眠

東洋医学的な所見(舌、お腹、脈)を診させていただき自律神経の乱れを整え、全身的なバランス、リズムを整えます。
ご自身では気が付いていない、隠れ冷え症を抱えている方もいらっしゃいます。
少し改善に時間が必要な症状もあります。

むち打ち症

交通事故で後方からの追突で色々な症状が発症します。少しでも気になったらお早めにご連絡ください。
当院を過去15年間のうち来院された患者さん137人のデータを分析したところ、2週間以内に施術を行なうと後遺症が残りにくいというデータが出ています。
色々な問題はあるかもしれませんがお早めにお声掛けください。

突発性難聴

来院早ければ早いほどいいですね。あまり遅くなると改善しにくいです
鍼とお灸で改善しやすくなります。
ただ100%というわけにはいかないのが残念です。

自律神経失調症

自律神経の乱れによる色々な症状が出ます。
鍼を刺さない施術もあります。
女性の方でなかなか相談しにくい方も当院には女性の鍼灸師がいますので力になれると思います。

疳の虫

疳の虫(かんのむし)とは、子どもが興奮して夜泣きやかんしゃくなどを起こすことの俗称で医学的な用語ではなく、病気ではない。

昔は体の中にいる「疳の虫」が悪さをしていて、赤ちゃんを泣かせてしまうと考えられており夜泣きや癇癪がひどい子供に対して「疳の虫が騒ぐ」のような言い方をしていた。

〈原因〉

「疳の虫が騒ぐ」という状態は生後6~8ヶ月頃に起きやすいと言われる。これは赤ちゃんが生後6~8ヶ月頃に見たことがある人とそうでない人を区別できるようになる「人見知り」という発達段階のひとつとされる。見知らぬ人を怖がったり、ママやパパなど信頼している人が目の前からいなくなって、不安を感じたりし始めることで起こる。

また、空腹や騒音などのストレスを受けて疳の虫が騒ぐ状態になることもある。

〈一般的療法〉

成長につれ改善されるものなので西洋医学において治療は不要とされる。東洋医学においては、「虫封じ」として第三3胸椎棘突起下端にあるツボ…身柱に対してお灸を行う「ちりげの灸」が行われたり、ささない鍼である「ていしん」を用いて皮膚に接触刺激を与えることで不安感を減らす施術などが行われている。

養生

「疳」の虫とは五臓の肝(自律神経のようなもの)の不調や、甘味である「甘」の取りすぎも原因であり生活習慣を見直すことも肝要となります